コンコルディアについて Introduzione alla Concordia
「コンコルディアは自由な団体だから」
「コンコルディアに退団とか卒業はないから」
コンコルディアに入団(入団はあるらしい)してはや○年、幾度となくそんなやりとりを聞いてきました。
そういうものかと思っていましたが、本当に発足当時からそういう団体だったらしいです。
というのも、40回記念演奏会に際して初代会長がパンフレットに記した挨拶文に、
「会則のない自由な」「自主運営サークル」であることが明記されていたからです。
今でも会則はありません。そのときどきで、ベストな方法を考えながら運営しています。
サークルは生き物、ひとときとして同じであることはないのです。
コンコルディアは、1972年に当時20代のマンドリン愛好家が集まって設立されました。
当時は渋谷あたりで活動していたそうですが、現在は文京区を練習の拠点としています。
メンバーも徐々に拡がって、近年の定期演奏会では40名〜45名程度の奏者が舞台に乗っています。
東京近郊在住のメンバーが大半ですが、その出身は様々で、北海道から九州まで、
全国から集まったメンバーで構成されています。
また、演奏会には中部地方や近畿地方から心強いサポートメンバーが馳せ参じ、
強烈な一撃を放って帰っていくのも恒例となりました。いつもありがとうございます。
先頭の言葉の通り、コンコルディアには退団という規約がありません。
しかしそれは一度参加したら一生辞められないという意味ではなく。
仕事の都合だったり、家族の都合だったり、誰しもそのときどきの事情があります。
でも退団届はいただきません。それは、よかったらいつでも戻って来てね、という気持ちです。
○年連続皆勤賞、○年越しのカムバック、全部は乗れないけど3ステだけ、出られないけど客席で。
それぞれのあり方で集まったメンバーによって、その年のコンコルディアが構成され、
毎年の定期演奏会を続けて来たのがコンコルディアの歴史です。
コンコルディアは、2022年に設立50周年を迎えます。
これからもわたしたちの音楽が続いていくことを願って、自由に活動していく所存であります。