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帰山栄治
マンドリンオーストラの為の「劫」
帰山栄治は1943年福井県大野市生まれの
作曲家です。名古屋大学GMCで指揮者
をつとめ、同時期より数多くのマンドリン
合奏曲を作曲し、大学・社会人団体の
指導をしてきました。昨年惜しまれつつ
逝去され、今回は追悼演奏となります。
「劫」は仏教用語で「極めて長い宇宙論
的な時間」という意味で、
サンスクリット語の「カルパ」を音写
した文字を省略したもの。
何度か改訂され、硬質で引き締まった曲
となっていきましたが、
今回演奏するのは最初に書かれた
「初版」で、帰山氏の作品中ダントツに
深遠で難解なものです。
ポリリズムや不協和音、複雑怪奇な
オーケストレーションは一体何を
表しているのでしょうか。
No.06
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